GOURMET
Issue. 03

日本の食材とフレンチの技法によるモダンオーストラリア料理を

May 2024
  • メック・グランパートナーズ特別お食事券利用対象店舗

Wattle Tokyo

自然豊かなオーストラリアの新鮮食材と四季豊かな日本の食材に、フレンチの技法を加えたモダンオーストラリア料理。かしこまりすぎない寛ぎ空間で新しい発見や驚きを。

このたび、ワトルトーキョーさんに行ってまいりましたのでご紹介させていただきます。

店名のワトルはオーストラリアの国花である「ゴールデン・ワトル」から。日本では「ミモザ」として知られる鮮やかな黄色の花で、店内のいたるところに飾られていました。オーストラリア料理といえば、オージービーフやシーフードにバーベキューなど豪快なイメージを持っていたのですが、ワトルトーキョーさんは日本をはじめ様々な国のエッセンスを加えたコンテンポラリーなモダンオーストラリア料理です。
伺った時には、オーストラリア×日本を表すようにミモザと共に桜も飾られていました。ソファ席や大きな窓のある個室もございます。※室料あり 
また、現在の眺めは皇居側まで抜けており、特におすすめです。目の前のビルが建て替えをしており、今ならではの景色をお楽しみいただけます。

店内には桜も飾られていました

今回は、季節感豊かにオーストラリアの厳選素材を楽しめるシェフのおまかせランチフルコースをいただきました。

LUNCH five course (全5皿+小菓子+カフェ)
5,000円(税込/サービス料別)

※お食事の内容は随時変更となります。
※石皿は通常は土日祝日と平日ディナーの一部コースのみでの使用となります。

テーブルにはオーストラリア大陸の形をしたプレートに丁寧に折られたナプキンが、オペラハウスの形でシドニーを意識した位置に置かれていました。丸の内にいながら、地球の反対側に思いを馳せる贅沢な寛ぎの時間を過ごせました。
アミューズのスプーンが置かれている場所は、使用しているオリーブオイルの生産地のビクトリア州とのこと。モッツァレラとイチゴにオリーブオイルと塩が合わさり一気に口の中がオーストラリアの陽ざしに包まれた気分になりました。

タスマニア産サーモンのミキュイは、バルサミコ酢とたまり醤油のソース カルナローリ米 山葵、米飯としょうが風味の大根がガリを連想させお寿司のよう。まさしくオーストラリアと日本の融合を感じる一皿でした。やわらかくしっとりとした自家製パンはオリーブオイルと共に。
鮮魚のローストは、チョウザメのフリットマッシュポテト 新玉ねぎを揚げた蝶鮫の軟骨を添え 天つゆをイメージしたソースを直前にかけて。淡白な白身に花シソがちょうどいいアクセントになっています。
オーストラリア産牛のグリル エシャロットのローストは、タスマニアのキングアイランドで栄養価の高い牧草を食べて育った慢の牧草牛で、やさしい味わい。一口目はそのままで、その後にペッパーベリーと組み合わせたソースでいただきます。

季節のラミントンWattle スタイルは、専属シェフパティシエの方から「SDGSの観点から通常のラミントンの製法ではなく、卵白も捨てずに無駄なく使用している」と教えていただきました。伝統的にはチョコがけのところを旬のイチゴを使ったソースで仕上げて、イチゴシャーベットにはバルサミコ。酸味と甘味のループで永遠に食べていたくなる一皿でした。
小さな伝統菓子は、バナナブレットとアンザックビスケットオセアニアで古くから食べられているお菓子。上に乗ったチーズがきいていて濃いコーヒーにぴったり。なので、つい写真を撮る前に少し飲んでしまいました。ドリップとは違い、エスプレッソを落としてからつくります。

支配人の外山さんにお話しを伺いました。

「2007年にオープンした前身の店から17年。エシカルやSDGSも意識して、オーストラリアの雄大な自然をコンセプトにお食事だけでなくオーストラリアの文化を感じて楽しんでいただけたら。デート・接待・顔合わせなど様々なご用途でご利用いただいております。また、お食事もついてオーガニックコーヒーやハーブティー等のお飲み物もおかわりいただけるアフタヌーンティーも人気があります。まずは一度、モダンオーストラリア料理を召し上がりにいらしてください。」
ワインはオーストラリアワインを中心に約150種類を取り揃え、今まで飲んだことない味わいが楽しめるとか。今度はディナーでお伺いできたらと思っています。

Wattle Tokyo

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